『香りは、「好き」「気になる」けど、アロマとお香はどう違うの?』
ハーブ歴35年,アロマ歴25年のMAIが、アロマとお香の使い分けについて詳しく解説します。
アロマとお香の違い
アロマとは?
一般的にアロマと呼ばれているものには、アロマオイル、エッセンシャルオイルなどがあります。液体で小瓶に入っています。
アロマオイルの特徴
アロマオイル:合成香料や化学物質などが混ざった液体
アロマオイルにはさまざまな種類があり、安価なものは体や環境への影響が悪いものもあります。逆に、効果なものは、IFRAと呼ばれる国際団体でしっかりと検査されているものも。当店で扱っている高級ホテルの香りは、IFRAで認定され安全性が確認できたもののみ使用しています。
エッセンシャルオイルの特徴
エッセンシャルオイル:植物から天然100%の芳香性分子で構成されているもの
香りとして楽しむだけでなく、ヨーロッパ圏では古来より治療の一環として使用されることも。天然成分になるため空間の浄化や薬理作用に優れています。一方で、1滴の濃度が濃いため、ボディへの使用には専門知識が必要です。
お香とは?
天然香原料や合成香料をブレンドして、火をつけてたく煙が立ち上るタイプ。
家庭用で使用される形状は、線香、コーン型、印香などがあります。空間の広さや時間で使い分けします。
どの他、お香の世界には、香木を香炉灰で温め、ほのかな香りを愉しむ香道も。日本では平安貴族が嗜んだ遊びのひとつで、教養が問われます。
アロマとお香が必要なときとは?
アロマが必要なとき
- 体をスッキリさせたい
- スピード感を持たせたい
- ゆらぎやすい精神や体を癒したい
- 軽さが欲しい
- 自由になりたい
- 固定観念に縛られる自分を解放したい
- 植物のパワーが必要
- 精神的・身体的疲労へ
お香が必要なとき
- 気や念を払いたい
- 脳内や精神のデジタルデトックスがしたい
- 地に足をつけ、堅実な心で在りたい
- ブレない軸を強化したい
- 自分を強くしたい
- 儀礼的に切り替えをしたい
状態別アロマとお香の使い分け
リゾートや解放(リリース)を求めるならアロマ
アロマは、空間にディフューザーで使用した場合でも、呼吸で香りの成分が身体に入るため、薬理作用が期待できます。香りの成分は0.2秒で脳に届き、ホルモン分泌の指令を出します。そのため、身体的・精神的な疲労にダイレクトに働きかけてくれる点が特徴です。
さらに、『変化変容』『自由』『解放』と言ったキーワードがピッタリで、リゾートやバカンスといった気分を味わいたいときにも最適です。
邪念や穢れを払いたいときはお香
お香は、とにかく念を払う力が強い。さまざまな情報が流れ込んできて、脳がうるさいとき。人の念で疲れてしまったとき。空間に溜まった気を浄化したいとき。お香は最強です。
その他、自分が集中したいときにも、おすすめです。地に足をつけ、良い思考を定着させたいときやひらめきを着実に現実にしていきたいときに活用すると、仕事もはかどります。女性でも男性でも、ビジネスに力を入れている方は、香りが好きな方が多いです。とくに、人と関わる仕事をされている方はお香を好む傾向があります。
まとめ
使い分けについてまとめました。
最終的には、たくさん使って、ご自身の心と体の声に耳を傾けてあげてください。最適なものをその時の状態に合わせて、チョイスできると、毎日がより彩り豊かな日々になります。
香りは、本能と関係しています。
好きな香り、気になる香りは、『あなたに必要な香り』です。
気になる!ときは、必ず何か人生のヒントや心や体に必要なときです。
ぜひ、香りを通して、ご自身との対話の旅をおたのしみください。